(読売オンライン) -ドイツのメルケル首相率いる中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道左派、社会民主党(SPD)の幹部は12日、大連立継続に向けた正式協議に入ることで合意しました。
1月12日の記者会見で、メルケル首相(中央)(AFP/TTXVN) |
2017年9月の連邦議会(下院)選挙後、すでに100日以上となっている「政治空白」の解消に向けて大きく前進しました。
中道左右の2大政党は、意見の相違が大きい難民問題や欧州統合など主要政策での妥協点を探るため7日から連日、「予備的」協議を続けていました。
ドイツのDPA通信などによりますと、28ページに及ぶ両党の合意書では、欧州の統一通貨ユーロを強化し、マクロン大統領のフランスとの関係重視など欧州統合深化に向けた政策を実行するとしています。
ただ、正式協議に入るには1月21日に行われるSPD党大会での党員による了承が必要だということです。また、正式協議を経て合意する内容の是非についてもSPDは党員投票を実施するとしています。