(VOVWORLD) - ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシアとの軍事衝突を巡って、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行ったと発表しました。
アメリカのドナルド・トランプ大統領(右)とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(写真:ウクライナ大統領府/REUTERS) |
トランプ大統領は、ロシアが8日までにウクライナとの停戦に応じない場合は、制裁を強化する構えを示しており、中東担当特使のウィトコフ氏をロシアに派遣するのを前に、ウクライナ側と調整を図った形です。
トランプ大統領は、ロシア産原油を購入するインドや中国などを念頭に、「2次関税」を課す方針を示しており、5日、記者団に対し「6日にロシア側と協議し、それを見て判断する」と述べました。
ゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で、「生産的な会話だった」としたうえで、ロシアに停戦を迫るため、制裁発動の期限を前倒ししたトランプ大統領に対し、「公正かつ永続的な平和に向けた尽力に感謝する」と述べました。(時事通信)