米ロ首脳会談に双方が原則合意“ウクライナ侵攻ないこと条件”
(VOVWORLD) - フランス大統領府によりますと、緊張が高まっているウクライナ情勢をめぐり、マクロン大統領はアメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談を提案し、双方がこれに原則として合意しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
アメリカのホワイトハウスは、ロシアによる侵攻がないことが会談の条件だとしていて、外交的な解決を目指し、ぎりぎりの駆け引きが続いています。
フランスのマクロン大統領は20日、ウクライナ情勢をめぐり、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領とそれぞれ電話で会談しました。
フランス大統領府によりますと、マクロン大統領は、両首脳に米ロ首脳会談を提案し、双方がこれに原則として合意しました。
アメリカのホワイトハウスも20日、バイデン大統領が首脳会談の開催を原則として受け入れたと明らかにしたうえで、時期や形式については今週後半にヨーロッパで予定されているブリンケン国務長官とラブロフ外相の外相会談で話し合われるとしました。
ただ、ホワイトハウスは「現状、ロシアはウクライナへの大規模な侵攻を近く始めるための準備を続けているようだ」とし、首脳会談も外相会談も、ロシアによる軍事侵攻がないことが開催の条件だとしていて、外交による解決を目指し、ぎりぎりの駆け引きが続いています。
ウクライナ情勢をめぐり、バイデン大統領とプーチン大統領は去年12月からこれまでに、3回にわたってオンラインや電話で会談しましたが、双方の主張は平行線をたどっています。(NHK)