米中貿易協議に何副首相が出席 どこまで進展するかが焦点に
(VOVWORLD) -中国政府は、経済政策を統括する何立峰副首相が8日からイギリスのロンドンを訪問し、アメリカとの貿易協議に出席すると発表しました。
アメリカのトランプ大統領は協議は9日に行われると明らかにしていて協議がどこまで進展するかが焦点となります。
アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は5日、電話で会談し、両国が先月、互いに追加関税を引き下げるなどとした合意に基づき、近く双方の代表が会合を開くことで一致しました。
中国外務省は7日夜、何立峰副首相が8日から13日にかけてイギリスのロンドンを訪問し、アメリカとの貿易協議に出席すると発表しました。
アメリカのトランプ大統領は6日、協議は9日に行われると明らかにしていてアメリカ側からはベッセント財務長官、ラトニック商務長官、USTR=アメリカ通商代表部のグリア代表が参加するとしています。
アメリカ側は中国が合意のあともレアアースなどの輸出を遅らせていると主張していましたが、中国商務省は7日夜、適法な申請は認可しているとした上で「各国との対話と意思疎通をさらに強化し、貿易の円滑化を促進する」とするコメントを発表しました。
今回の協議でもレアアースの輸出規制について議論される見通しで、中国が実際にどこまで規制を緩めるかが焦点となるほか、アメリカ側が求める貿易赤字の削減などについて進展がみられるかが注目されます。(NHK)