米、仏独産ワインなどEU産品の関税引き上げ 航空機補助金巡り

(VOVWORLD) - USTR=米通商代表部は30日、航空機関連部品や仏独産ワインなど一部のEU=欧州連合の産品に対する関税を引き上げると発表しました。

アメリカとEUは、欧州の航空機大手エアバスと米ボーイングに対する補助金を巡り16年にわたり争っています。

USTRは、WTO=世界貿易機関が9月に承認したEUによる対米関税について、EU側の計算は不当だと主張しました。「EUはこの不当性を補う措置を取る必要がある」としました。

USTRの発表によりますと、航空機関連部品、仏独産の一部の非発泡性ワインやコニャックなどのブランデー類が対象となります。

関税引き上げの時期は明らかにしていませんが、追加の情報を近く公表するということです。

EU関係者のコメントは得られていません。(ロイター)

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