米海軍、南シナ海に空母2隻派遣 軍事演習に参加

(VOVWORLD) -米海軍は4日までに、空母2隻と複数の随伴艦を近くベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)に派遣し、軍事演習に参加させる方針を明らかにしました。
米海軍、南シナ海に空母2隻派遣 軍事演習に参加 - ảnh 1        (写真: USni/VOV)

第7艦隊の報道官によりますと、派遣されるのは空母「ニミッツ」と「ロナルド・レーガン」を中心とする2つの空母打撃群です。「フィリピン海と南シナ海に2つの空母打撃群を展開することで、部隊にとっては高度な訓練の機会となり、戦闘司令官としても、地域情勢に応じて部隊に出動要請が出た場合に備え、大きな作戦上の柔軟性を確保できる」としています。

報道官は空母2隻の派遣について、「いかなる政治情勢や世界情勢に対応した動きでもない」と説明しました。インド太平洋地域の安全と安定、繁栄を促進する米海軍の施策の一環だと述べました。

パラセル諸島をめぐっては、中国とベトナム、台湾が領有権を主張しました。アメリカもかねて、中国が兵器配備や施設建造を通じて南シナ海の軍事拠点化を進めていると指摘してきました。

米海軍はこの海域で定期的に活動しているものの、原子力空母2隻を同時展開することは、示威行動として大きな意味を持つ。香港問題などをめぐり米中関係の緊張が高まる中での動きでもあります。

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