米独首脳 ウクライナ情勢で会談 “ロシア侵攻なら厳しい制裁”

(VOVWORLD) -アメリカのバイデン大統領とドイツのショルツ首相が会談し、ウクライナ情勢をめぐる対応で両国の間に温度差も見られる中、両首脳は、ロシアが侵攻すれば厳しい制裁で応じることで一致していると強調しました。
米独首脳 ウクライナ情勢で会談 “ロシア侵攻なら厳しい制裁” - ảnh 1〈写真:AFP/TTXVN)

アメリカのバイデン大統領は7日、ホワイトハウスでドイツのショルツ首相と会談を行い、軍事的な緊張が続くウクライナ情勢をめぐって意見を交わしました。

会談後の共同記者会見でバイデン大統領は、ロシア産の天然ガスをドイツに送るパイプライン「ノルドストリーム2」について「ロシアの部隊がウクライナとの国境線を越えて侵攻すれば『ノルドストリーム2』の計画はなくなるだろう」と述べ、ロシアが侵攻した場合制裁として稼働させない考えを示しました。
一方、ショルツ首相はパイプラインについての直接の言及は避けつつ「ロシアが侵攻すれば一致して厳しく広範囲な制裁を科す」と述べ、ロシアに強い制裁措置で応じることで両国は一致していると強調しました。
ウクライナ情勢をめぐっては、アメリカなどがウクライナに兵器の供与など軍事的な支援を行う一方、ドイツは兵器の供与を拒むなど温度差も見られます。
アメリカでは一部の議員などからドイツの対応が不十分だと不満の声も上がっていますが、バイデン大統領は会見で「ドイツは完全に信頼できる国だ」と述べて、両国の結束は固いとアピールしました。(NHK)

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