チン首相（左）と豪のアルバニージー首相（右）

ANUオーストラリア国立大学所属クロフォード公共政策大学院の名誉教授ハル・ヒル氏によりますと、ベトナムとオーストラリアは、二国間だけでなく多国間の枠組みにおいても、多くの分野で発展の可能性に恵まれた緊密な関係を持っています。オーストラリアはベトナムをアジア経済「スター」とみなしています。今後も世界中からさらに多くの投資家を迎えることになるベトナムは経済発展の印象的な模範であるとしています。

一方、オーストラリア・ASEAN評議会の元メンバーであり、ビジネスと金融を主に取り上げる新聞「オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー」の元東南アジア特派員であるグレッグ・アール氏によりますと、ベトナムとオーストラリアの関係は、近年のオーストラリアの外交政策において最も顕著な成功例の一つです。両国は安全保障と経済の両方の分野で協力の余地を見出しており、その協力のスピードも多くの人々の予想をはるかに上回っています。ベトナムはオーストラリアにとって信頼できる安定的な外交パートナーとなりました。さらに、オーストラリア在留ベトナム人コミュニティは、両国の協力関係を促進し、より強いつながりを築く上で大きな役割を果たしています。