黒人射殺の警官不起訴、米で暴動 大統領は沈静化呼びかけ

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写真:VOA

(日経)8月にアメリカ中西部ミズーリ州ファーガソンで白人警官が黒人青年を射殺した事件に関し、セントルイス郡の大陪審は24日、警官を不起訴と決めました。人種差別だと反発する黒人住民の一部が暴徒化し、地元警察は少なくとも61人を逮捕しました。

抗議活動はニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどアメリカ主要都市に広がりました。人種の溝が埋まらないアメリカ社会の現状が改めて浮かび上がった形です。

オバマ大統領は24日夜の記者会見で「(住民らの)怒りは理解できる」と述べたうえで「米国は法治国家だ。大陪審の決定を受け入れる必要がある」と自制を呼びかけました。ただ大統領として司法への介入は難しく、打てる手は限られます。

混乱が長期化すれば、中間選挙の敗北で失われた大統領の求心力は一段と低下するとしています。政権運営に影響も出かねず、難しい立場に追い込まれそうです。

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