バイデン米大統領、フランスに到着 ウクライナ危機の中での国賓訪問

(VOVWORLD) - アメリカのバイデン大統領は5日、フランスのパリに到着しました。バイデン氏は、ノルマンディー上陸作戦80周年を迎える式典に出席し、その後、国賓待遇でマクロン大統領との会談を行います。
バイデン米大統領、フランスに到着 ウクライナ危機の中での国賓訪問 - ảnh 12024年6月5日、フランス・オルリー空港で、フランスのアタル首相(左)の出迎えを受けるバイデン大統領(AFP/TTXVN)

バイデン氏は欧州の同盟国との関係深化を目指していますが、その道のりは険しいものとなっています。ロシアがウクライナでの勢力を再び強めているほか、中国からの脅威も増しており、地政学的な秩序が揺らぐ可能性があります。また、現在の地政学的な変動と世界中で直面している課題に関連して、バイデン氏は歴史的な転換点にいると認識しています。

アメリカ国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は、バイデン氏がこの歴史的な転換点にいると述べ、「それは、地政学の変化の仕方と、世界中で我々が直面している課題に関係している」と指摘しました。

5日にフランスに到着したバイデン氏は、6日にノルマンディーでの式典に参加し、アメリカ軍が活躍したオック岬で演説を行います。その後、マクロン氏との会談が予定されています。なお、マクロン氏は2022年に国賓待遇でアメリカを訪問していました。

今回のバイデン氏の欧州訪問は、これまで以上に注目を集める可能性があります。アメリカ紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がバイデン氏の記憶力を疑問視する記事を掲載しましたが、ホワイトハウスはこれに反論しています。

バイデン氏はフランスから帰国後、来週末にはイタリアで開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する予定です。(CNN.co.jp)

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