この動きは、２７カ国で構成するＥＵと加盟候補国のウクライナとの結びつきをさらに強める可能性が高いです。ウクライナは８カ月近くに及ぶロシアの侵攻に対抗しながら、行政運営を維持することに苦慮しています。

ドムブロフスキス氏は閣僚会議後に記者団に対し、今年のＥＵのウクライナ支援金はほぼ不規則だったと認めました。ウクライナ政府は公務員給与や年金を定期的に支払う必要があり、懸念材料となっていました。

ＥＵは５月にウクライナへの９０億ユーロの支援に合意しましたが、最初の１０億ユーロは７月に支払ったばかりです。

ドムブロフスキス氏は、次の５０億ユーロは１０月中旬までに、残り３０億ユーロは１１月と１２月に２回に分けて支払う予定だと説明しました。

さらに「来年はウクライナにとってより予測可能な（支援金の）流れにすることが重要だ。われわれは２３年のＥＵ予算の議論に組み込み、より安定した流れにする意向だ。この方法は閣僚間の合意が得られている」と表明しました。（ロイター）