OpenAI社員がアルトマン氏のCEO復帰など求める文書
(VOVWORLD) - 文書では一連の騒動に触れ、「判断力や配慮に欠ける人々のもとで働くことはできない」などとしていて、20日時点で全社員の9割とみられる700人以上が署名しました。
サム・アルトマン氏=AFP/TTXVN |
「チャットGPT」を開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」のCEOを事実上解任されたサム・アルトマン氏について、社員の9割にあたる700人以上が取締役会の総退陣などを求める文書を提出しました。受け入れられなければ退社すると、ゆさぶりをかけています。
アルトマン氏は17日、オープンAIの取締役会でCEOを事実上解任され、その後、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOがアルトマン氏の受け入れを発表しました。
アメリカの複数のメディアによりますと、アルトマン氏の事実上の解任を受け、オープンAIの社員が、取締役会全員の辞任やアルトマン氏のCEO復帰などを求める文書を提出したということです。
文書では一連の騒動に触れ、「判断力や配慮に欠ける人々のもとで働くことはできない」などとしていて、20日時点で全社員の9割とみられる700人以上が署名。受け入れられなければ、マイクロソフトへ移籍するとほのめかしていて、マイクロソフトから受け入れの保証も得ていると主張しています。
オープンAIの暫定CEOはすでに別の人物の起用が決定していて、混乱がどう決着するかは不透明な状況です。(TBSテレビ)