印象に残る観光地リェン集落

(VOVWORLD) -北部山岳地帯ラオカイ省バクハ県の中心地にあるバクハ町から30キロ離れた所にあるリエン村には主に少数民族テイ族の人々が住んでいます。
印象に残る観光地リェン集落 - ảnh 1リエン村の風景(写真:toquoc.vn)

現在、この村は地元の伝統文化を昔のままに保存しています。これはバクハ町に足を運ぶ観光客にとって見逃せない観光スポットとなっています。

リエン村は新鮮で、涼しい気候のほか、詩的風景にも恵まれています。特に、地元に住む少数民族テイ族のユニークな文化を保存しているこの村は魅力的な見どころのひとつです。

現場の音 

リエン村には屋根が苔で覆われた高床式の家、広々としたお茶の丘、土壌が肥沃な棚田など美しい風景があります。ラオカイ省バクハ県の文化情報局のブイ・バン・ビン局長は「観光客がバクハ町の歴史遺跡や景勝地を訪れるだけでなく、古代のテイ族を理解するため、リエン村を訪れずにはいられない」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「テイ族の伝統文化を理解したいならば、リエン村に行ってください。彼らは日常生活においても伝統衣装を身にまとっています。そのため、この村を訪れる観光客はテイ族の素朴な生活を垣間見ることができます」

リエン村の人々は誰もがテイ族の伝統文化を維持する意識があります。日常生活に、村人は伝統衣装を着たり民族言語を使ったりしています。リエン村人民委員会のバン・ア・スー副委員長は次のように述べました。

(テープ)

「テイ族にとって伝統衣装は欠かせないものです。村の子供からお年寄りまでだれもが毎日、昔からテイ族の伝統衣装を着て、テイ族の言語で話してきました」

印象に残る観光地リェン集落 - ảnh 2リエン集落にあるテイ族の高床式の家

リエン村の四季にそれぞれ魅力的な美しさがあります。春に村が桃の花の色でピンクに染められるほか、テイ族の独特な春祭りで賑わいます。夏が来ると、リエン村は水が一杯になった棚田の美しさで観光客を魅了します。秋になると、この村は熟した稲の黄金色に染まります。冬が来ると、山や丘の上に霞んだ雲が広がり、村が静かになるようです。リエン村人民委員会のダン・フン・クオン委員長は次のように述べました。

(テープ)

「リエン集落の人々は親しみやすく、顧客に温かい気持ちでもてなしをしています。特に、ここには手つかずの自然風景があることから、エコツアーの開発に豊富な潜在力を持っています。リエン集落の森林面積は3千ヘクタールで、バクハー県で森林面積が最も多い地方の一つです。また、ここでも棚田が最も美しいと言われています」

リエン村に足を運ぶ観光客は毎週水曜日に開かれる定期市を探検できます。この定期市は地元と周辺に住んでいる少数民族テイ族、モン族、ザオ族の人々が集まる場所であることから、この市場を訪れると、地元の各少数民族の伝統文化をある程度理解できます。市場ではテイ族の多くの郷土料理が売られますが、欠かせないのはお茶です。リエン集落の住民の一人の話です。

(テープ)

「2~3月に摘むお茶は蕾が多く、品質が優れています。私たちは機械を一切使わず、収穫作業はすべて手作業で行います。一日で収穫できるのはわずか10キロです」

リエン村には詩的な風景、美しい棚田、素朴な高床式の家屋があり、観光客に深い印象を残します。

(現場の音)


ご感想

他の情報