(VOVWORLD) -今年の中秋節を迎えるに当たり、ハノイ旧市街にある 多くの遺跡では、様々な文芸活動と娯楽活動が行われます。これらの活動は、子どもたちに民族の伝統的文化価値を深く理解させることが狙いです。
ハノイ旧市街にある遺跡では、伝統的職業村の職人が伝統的中秋節向けの玩具作りを披露するほか、獅子舞や、提灯行列、凧揚げなどの伝統的遊びなどが行われます。
日本の飴細工に似たベトナムの子供の伝統的玩具一つである「トーへ」作り職人グエン・バン・ターさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「中秋節になると、私たちは、子どもたちが体験するために、トーヘの作り方を紹介します。子どもたちは、この玩具が好きで、作りたがっていますよ。トーヘ作りは先祖代々から伝われた職業であるので、私たちはこの仕事を維持したいからです。」
この数日間、ハノイ市内の至る所では、獅子舞の雰囲気で賑やかになっています。また、今年の中秋節に当たり、子どもたちは、フンフン壁画ストリー、ハンバック通りの42~44番地にあるキムガン神社、マメイ通り87番地の「遺産」のハウス、ダオズイ・トウ通り50番地の旧市街文化交流センターで、様々な伝統的遊びを体験することが出来ます。
ハイバチュン区に住むチャン・ハイ・アンさんは次のように語っています。
(テープ)
「これらの場所の雰囲気はとても賑やかですね。子どもを連れて、民族の伝統的中秋節を体験させたいのです。今後とも、時間がありましたら、こうした活動に参加したいと思います。」
数百個もの提灯で飾られるフンフン壁画ストリー |
フンフン壁画ストリーは数百個もの提灯で飾られ、観光客を魅了しています。伝統的中秋節向けの玩具が展示されるほか、職人たちは、子供たちにお面、竹製提灯、絵葉書、火を灯すと走馬灯のようになるデン・ケオ・クアン、デンデン太鼓、獅子舞の獅子頭などの作り方を教えます。
ドンダ区に住むグエン・タン・タムちゃんは次のような感想を明らかにしました。
(テープ)
「ここへ来て、伝統的玩具作りに参加してとても嬉しく思っています。これから、多くの玩具の作り方が知るようになったからです。今年の中秋節は賑やかな雰囲気に包まれていますね。」
一方、マメイ通り87番地の「遺産」のハウスの中は、色とりどりの星型の提灯で飾られとても美しくなっています。家の一階では、ハノイ市民の伝統的中秋節を再現する空間が設けられています。
他方、ダオズイ・トウ通り50番地の旧市街文化交流センターでは、ベトナム伝統的村民間文化クラブは、伝統的職業村の玩具の展示コーナーを設計しました。ここで、職人の案内の下で、子供たちは、星形の提灯、紙製のお面、月餅、ドンホー版画などの製造を体験する他、様々な民間遊戯にも参加することが出来ます。
多くの民間遊戯の再現と職人の参加は、ベトナム民族の伝統的文化価値の維持に貢献するだけでなく、子供たちに伝統的中秋節を深く理解させることが狙いです。