クアンチ省、欧州へのコメ輸出を促進

(VOVWORLD) - このほど、中部クアンチ省の農家の15トンの有機米がドイツや、チェコ、スウェーデン、フランスに輸出されました。これは、クアンチ省の農業部門の持続可能な発展事業に新しい展望を切り開くものとみられています。
クアンチ省、欧州へのコメ輸出を促進 - ảnh 1(写真:VOV)

ハイラン県ハイクエ村のキムロン農業協同組合は有機米を生産するクアンチ省初の企業です。種子や、有機肥料、農業用機械などの面でクアンチ省農業奨励センターや、貿易総公社の支援を受け、キムロン農業協同組合の80戸の農家は20ヘクタールで有機米を栽培しました。生産プロセス全体は専門家の監視下に置かれました。その有機米は1トンの輸出価格が1800ドルに達しています。キムロン農業協同組合の組合員の話です。

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「有機米栽培は農薬や、化学肥料などを使っていませんので、環境や、健康などの面で有益です。また、収入もほかの生産方法よりもはるかに高いです」

クアンチ省、欧州へのコメ輸出を促進 - ảnh 2農業用無人航空機=VOV

クアンチ省当局はクアンチ貿易総公社に有機米生産プロジェクトの実施を委託しました。同社は、微生物肥料と有機肥料を生産し、農業用無人航空機や田植え機などを輸入するため、在ベトナムイスラエル大使館や、科学技術局、フエ科学大学などと連携しています。同社のホ・スアン・ヒェウ会長は次のように明らかにしました。

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「現在、クアンチ省の稲栽培面積は2万800ヘクタールです。その中で、有機米を生産する基準に達しているのは3000ヘクタールとなっています。有機米生産工程は大変ですが、多くのメリットがあります」

専門家によりますと、クアンチ省の有機米は糖尿病や、痛風、肥満症の予防に役立つ有機化合物「モミラクトンAとB」も含めています。これはこの製品の大きなメリットであるとしています。クアンチ省農業局のグエン・フ・クオク副局長は次のように述べました。

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 「現在、クアンチの有機米は市場で高い地位を占めています。また、農家の意識も徐々に『農業生産』から「農業経済」に変っています。我々は、原材料栽培地域の拡大や、原産地証明、ブランド構築・PRなどの面で農家への支援を強化していく方針です」

現在、クアンチ省は有機米栽培面積が200ヘクターに達しています。同省は2025年をめどにその面積を1000ヘクタールに拡大させ、そして、毎月30トン~50トンの有機米を欧州市場に輸出するという目標を設定しています。省内の企業と農家の努力、行政当局と関連各機関の支援などにより、この目標が達成されると期待されています。

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