ドンタップ省はベトナム南部メコンデルタ地域にあります。自然に恵まれたこの省は米作り、水産物養殖、果樹栽培、盆栽作りなどの様々な潜在力を持つ地域です。ベトナム政府と農業農村開発省はドンタップ省を農業再構築及び新農村作り分野でのモデルにしています。

ドンタップ省は持続可能な農業発展に向けて、農業生産と農産物の市場化、近代的な技術導入という多くの目標を掲げて、新農村作り運動を促進しており、特に、米作り、チャという鯰魚養殖、アヒル飼育を集中させています。そのほか、農村部での労働力や土壌資源を効率的に使用しています。ドンタップ省党委員会のレ・ミン・ホァン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「我が省は企業と連携して、故郷の潜在力を生かして、農業と畜産を発展させています。省の指導部は地方の資金を効果的に活用して、農民の生活レベル向上に向けて、様々な農業生産方式を作り出しました」

ドンタップ省の指導部は農業生産を発展の原動力と見なし、地元の農業再構築を経済再構築の中核に位置づけています。国内市場の需要と国家管理と調和させ、農業生産経営と新農村作り運動を両立させています。同省の指導部は農業再構築プロジェクトを採択した後、稲作、果樹栽培、水産物養殖などの生産ラインを形成させ、近代的な技術を農業生産に導入して、グリーン農業作りと環境保護という目標に向かっています。ドンタップ省人民委員会のチャン・ティ・タイ副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「我が省の主要な農産物は米と魚です。そのほか、我が省は農産原料を輸出していますが輸出量はまだ少ないです。今後、現在のような経済社会発展背景の中で、農業発展は更に拡大され、工業発展と結びつける必要があります」

新農村作り運動の全ての目標を達成するため、ドンタップ省は生態農業、ハイテック農業などの様々な農業発展モデルを効果的に実施しており、中でも2万1千ヘクタールにわたる大規模耕作地作りに1兆ドンを投資しました。

それと同時に、農業再構築は同省の主な目標でもあります。ドンタップ省は２０１６－２０２０期における農業成長率を４，５％から５％にするという大目標を掲げて、その中で、新農村作り運動の全ての目標を達成する村の割合は５０％に、貧困率を年平均２％に引き下げるため、全力をあげて取り組むことでしょう。