先頃、ベトナム情報通信省はインターネットサービスの管理・提供・使用及びインターネット上の情報内容に関する議定案を政府に提出しました。これは、インターネットの使用を含む社会活動の調整へ向けたベトナムの法律に合致する規定となります。

この議定案は、現在におけるインターネットサービスの発展とインターネット上の電子情報の状況にかなり合致しており、インターネットサービスの管理、提供、使用、インターネット上の情報資源、ホームページ、オンライン上で社会的ネットワーク、インターネット上の情報内容サービス、ネットゲームサービスなどについてより詳しく規定しています。

情報通信省・放送テレビ電子情報管理局のリュウ・ブ・ハイ局長は次のように語りました。(テープ)

「ベトナム政府は、インターネットの発展に常に条件を作り出しています。このことは、インターネット管理に関する情報技術法、通信法などで明記されています。特に、インターネットサービスの管理、提供、使用、及びインターネット上の電子情報に関する公文書97号は『労働能率の向上、貿易活動の拡大、行政改革の補助、人民生活の質向上、国防安全保障の確保を目指すため、経済、文化、社会の各分野にインターネットの利用を奨励する。個人と組織のインターネットサービス提供、使用に便宜を図ると同時に、インターネットに関する法律の宣伝を強化する。インターネットを利用した不法行為を防止する措置を取る。』と明記しています。これは、インターネットの発展へ向けた管理政策となっおり、ベトナムはこうした政策を継続してゆきます。」

ハイ局長はこのように語りました。

ところで、ベトナムは1997年末に、インターネットを導入しました。それから15年が経った現在、インターネット加入者数は人口の35％を占める3千８万人あまりに達しており、数百ものインターネットサービス提供業者があります。特に、この10年来、ベトナムにおけるインターネット利用者数とウエブサイト数は急増しています。現在、ベトナムでは、報道機関、社会団体、個人のブログ数百もの電子新聞、数千ものホームページが林立しています。

ベトナムは地域におけるインターネット成長率が一番高く、また、世界で最高成長率を遂げた国の一つとなっています。これは、ベトナムにおけるインターネット発展強化へ向けた政策の効果を示しています。ですから、ベトナムはインターネットの発展を妨げていると歪曲した幾つかの発言はベトナムの実情が正しく反映されていません。この問題について、先ほどのリュウ・ブ・ハイ局長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムを含む全ての国は、インターネットの管理政策に、法律の規定に従って、インターネットの発展を促進し、国民のインターネットの利用に便宜を図ることを盛り込んでいます。実際、各国の法律体制は異なっています。一つの国でさえにも州ごとに法律体制は異なっています。ベトナムでは、人民がインターネットを低コストで自由に容易に接触できるのは事実です。多くの国ではそんなことはないかもしれません。」

ハイ局長はこのように語りました。

ベトナムは経済、社会発展へ向けてインターネットの発展に有利な条件を作り出すとともに、インターネットを利用して、違法行為対策に努力しています。これは、社会秩序の確保を目指すことです。ベトナムだけでなく、多くの国々もこいうことをしているでしょう。