グローバル化の背景におけるフランス語の役割

毎年3月20日は、フランス語圏諸国が主に加盟するフランコフォニー国際機関が定めた『国際フランコフォニーの日』です。


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ベトナムは1970年代からフランコフォニー国際機関に加盟しています。そこで、当時から、ベトナムはフランス語の教育に重視してきました。ベトナムはフランス語圏の組織と連携して、フランス語の教育を行ないました。現在、ベトナムにおけるフランス語は英語と共に、国際会議やフォーラムなどの場で幅広く使用されるようになりました。

アニッサ・バラックフランコフォニー国際機関アジア太平洋地域事務所長によりますと、ベトナムはフランス語圏における重要な位置づけを持っています。実際、ベトナムは東南アジア地域の重要な玄関であるだけでなく、フランス語圏の諸活動に積極的に参加しており、フランス語の発展に配慮しているということです。同事務所長は次のように語りました。

(テープ) VANISSA

「私たちは戦略の中で、アジア太平洋地域に配慮しています。中でも、この地域におけるフランス語の発展は優先課題となっています。さらに、ベトナムでは、フランス語はかなり良好に普及しています。フランコフォニー国際機関の長期的目標は、フランス語を通して、文化・教育に関する協力、交換、交流を拡大すると共に、ベトナムを初めとするアジア太平洋地域との経済協力などを推進することです。」

今日のグローバル化の背景の中で、フランス語は、フランス語を話している人々に多大な機会と利益を与えています。そこで、現在、世界32の国と地域はフランス語を第一外国語として使用しています。また、フランコフォニー国際機関のメンバーである77の国と地域に住む2億2千万人がフランス語を話すことができています。それだけでなく、フランス語は国連を含む多くの国際組織の中で、主要な言語として使用されるようになっています。

ベトナムはフランコフォニー国際機関の活発で積極的な一員としての役割を果たしています。さらに、ベトナムは、常に、‘政治、経済、文化、教育、農業などの分野におけるフランス語圏諸国との協力、交流、対話に関する構想を出しています。特に、ベトナムは1997年にハノイでフランス語圏首脳会議を成功理に開催しました。それらの要素はフランス語圏におけるベトナムの役割と地位を示していることでしょう。そういうわけで、毎年3月になると、ベトナムにおいて、『国際フランコフォニーの日』を記念する諸活動がベトナムとフランコフォニー組織の連携によって活発に行なわれています。外務省・国際組織局のブ・アン・クアン副局長は次のように明らかにしました。

(テープ) QUANG

「これらは、ベトナムとフランコフォニー組織が協力を強化する機会でもあります。この関係は、極めて重要です。国際社会へのベトナムの参入に寄与すると共に、ベトナムとフランス語圏加盟諸国との協力関係の強化に繋がるからです。」

来る4月始めに、ハノイで、経済協力に関するフランス語圏諸国によるフォーラムが開催されます。このフォーラムの開催は、ベトナムの構想にしたがって行なわれるものです。このフォーラムは各国の代表や経済専門家らがフランス語圏諸国間の経済協力へ向けた措置を出すと共に、経済協力モデルの形成や行動計画を提出する機会となります。

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