2025年はベトナムが開発目標を達成するための画期的な年となります。ベトナムは6～7％程度の経済成長率から、より強力で革新的なステップへとシフトする用意があります。新たな解決策の中で、体制の改善は、開発のための先進的なプロジェクトに国内外のさまざまなリソースを調達するのに役立つとされています。

第15期国会第8回会議の質疑応答セッションに登壇したチン首相(VGP/Nhật Bắc)

第15期国会第8回会議の質疑応答セッションにおいて、ファム・ミン・チン首相は次のように語りました。

（テープ）

「現在、ベトナムの最優先課題のひとつは、経済成長です。経済成長のためには、リソースが必要です。ですから、体制を改善した上で、国家、国民、社会、官民連携、外国直接投資、海外間接投資などからのリソースを調達しなければなりません。我々は、体制の整備に焦点を当てるべきです。体制は、社会経済開発のための目標、モチベーション、リソースであり、とても重要なものです」

ベトナムは、躍進するために体制完備に注力する一方、国家機関の思考と行動の革新に取り組んでいます。

第15期国会第8回会議で、トー・ラム党書記長(正面左側）とチン首相(正面右側)(VGP/Nhật Bắc撮影)

トー・ラム党書記長は、政治システムの組織・機構の効率化・合理化に向けて、党の指導方式の革新を督促しました。また、中央から地方までの省庁、部門に対して、この方針を徹底させ、高い政治的決意をもって、実行に踏み切るよう求めました。この重要な政治的任務について、トー・ラム党書記長は次のように語りました。

(テープ)

「現在の大きな質問は、われわれには、民族が躍進する時代に突入するための勢い、力、意志、および決意を十分に整っているか否か？私たちの答えは：もう十分に備わっているというものです。政治システムが効果的に運営されるように、現在は政治システムの組織の合理化を実施するタイミングであり、チャンスでもあります」

ルオン・クオン国家主席、ファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長、および党と国家、地方の指導者らも体制の改革、国家機関の簡素化の推進に向けて、具体的な指導を行いました。

ベトナムは、今年中に、画期的な成長をとげられるよう躍進します。このことは、国際的な場における自国の新たな地位を手にするのに役立ちます。