写真撮影：Nhat Bac

首相は、多くの困難や試練が続く中でも、2025年および2021〜2025年の経済社会発展計画の実施が多くの前向きな成果を収めたと強調しました。

目覚ましい成果
報告によりますと、2021〜2025年の5年間で、主要な経済社会指標26項目のうち22項目を達成または超過達成し、2025年のGDP成長率は8％を超え、5年間平均では6.3％を達成する見通しです。
科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションが力強く推進され、2025年の世界イノベーション指数でベトナムは139か国・地域の中で、44位となりました。文化や社会分野、社会保障、貧困削減などでも「誰一人取り残さない」を理念に多くの成果を挙げています。文化分野では10件の文化遺産がUNESCOに登録され、また、ベトナムは2026〜2028年任期の国連人権理事会理事国に高得票で再選されました。
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「2025年および2021〜2025年の成果は誇るべきものであり、年を追うごとに向上し、今期は前期よりもすべての分野で良い結果を収めました。外交・国際統合は際立った成果を上げ、経済外交も成果を挙げ、ベトナムの国際的地位と信頼がさらに高まりました。これらの成果は、革新の流れを促し、持続可能で包括的な発展の勢いを生み出し、新たな時代への躍進の原動力となっています」
政府は年末までに公共投資の100％実施を目指し、経済成長率8％超を確保するため、停滞するプロジェクトの障害解消、2層制地方行政の効率的運営、社会保障や災害対応の強化などを進める方針です。
成長促進とマクロ経済の安定維持を優先
2026年の経済社会発展計画について、チン首相は次のように述べました。
（テープ）
「成長促進を最優先とし、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、経済の大きな均衡を確保します。また、経済構造の改革と発展モデルの転換を推進し、工業化・近代化・都市化を加速させます。効率的でスマートな行政体制を構築し、社会経済インフラの整備を力強く進めます。さらに、社会保障を充実させ、国民生活を向上させるとともに、外交と国際統合を一層強化し、平和で安定した環境を維持して発展資源を呼び込み、ベトナムの国際的な地位と信頼の向上に尽力します」
そして、チン首相は、電子、半導体、人工知能（AI）、スマートマネジメント、基礎科学などの先端分野における質の高い人材の育成を「持続的かつ迅速な成長を支えるカギ」として特に重視すると明らかにしました。
（テープ）
「AI教育を初等・中等教育段階から推進し、国立大学や職業訓練施設を強化し、新しい労働市場に対応できる人材を育てます。半導体やAI分野で10万人の技術者を短期間で育成し、11の戦略的な先端技術分野を中心に科学研究を推進します」
このように語ったチン首相は「この任期の成果は、困難を乗り越える強靭な精神と知恵の結晶であり、国の発展事業に深い足跡を残した」と述べ、「次の段階では、これまでの成果と国民の団結力、革新への情熱を原動力に、あらゆる困難を乗り越え、経済社会発展の目標を最高水準で達成していく」と強調しました。