(VOVWORLD) -現在、ベトナムの若者人口は約2200万人で、全人口の約21%を占めており、国家発展の重要な原動力となっています。
ベトナム青年連合会第9回全国代表大会が12月18日、ハノイで閉幕しました。大会では、ベトナムの若者たちによる国家建設への貢献、創造性、そして団結を示す力強いメッセージが発信され、革命的任務の遂行における若者の先導的役割が再確認されました。
現在、ベトナムの若者人口は約2200万人で、全人口の約21%を占めており、国家発展の重要な原動力となっています。
歴史を作ってきた若者たち
1930年、ベトナム共産党はベトナム革命青年会から誕生しました。多くの革命運動を主導してきた若者たちの中から、チャン・フー、グエン・ヴァン・クー、レ・ホン・フォン、グエン・ティ・ミン・カイなど、20代で党の優れた指導者となった人材も輩出しました。若者たちは民族独立運動や科学技術の発展においても、常に中心的な役割を果たしてきました。
建国から約80年、ドイモイ刷新路線から約40年、この間のベトナムの発展には、若者たちの功績が大きく刻まれています。
トー・ラム党書記長 |
国の飛躍の時代を迎え、党の指導のもと、国家の更なる発展と繁栄を目指す中で、若者は引き続き重要な役割を担っています。ベトナム青年連合会第9回全国代表大会でトー・ラム党書記長は次のように述べました。
(テープ)
「国家の発展と飛躍、そして2045年までにホーチミン主席の悲願と国民の期待に応え、世界の強国と肩を並べられるかどうかは、若い世代の力にかかっています。若者たちは国の未来を担い、先人から祖国の建設と防衛という重要な使命を受け継ぐ存在なのです」
国の発展を支える若い力
ベトナムは多くの発展の機会を得る一方で、経済の停滞や労働生産性の伸び悩みなど、様々な課題に直面しています。また、戦略的技術の推進やデジタル化、環境配慮型社会への転換において、科学技術とイノベーションを軸とする取り組みが進む中、若者への期待は一層高まっています。
トー・ラム書記長は、関係機関に対し、新時代における青年育成の重要性について認識を共有するよう求めました。さらに、若者の力を結集し、ベトナムを世界の強国へと導くための戦略的目標や具体的な施策を定める政治局決議の早期制定を提案しました。
トー・ラム書記長はベトナム青年連合会の方向性について次のように語りました。
(テープ)
「青年支援の方法を刷新し、若者との緊密な関係を築くこと。国内外のベトナムの若者をオンライン環境も含めて広く結集し、党の方針や国家政策を着実に実施すること。環境保護やデジタル化など、重要課題に関する党の方針を実現する青年運動を展開すること」
また、政策課題の解決や、優れた才能を持つ若者の発掘・育成、彼らが能力を発揮できる環境づくりについても関係者に協力を求めました。
トー・ラム書記長は、社会主義の建設は長期的で複雑な取り組みだと指摘しつつ、学習能力や革新への適応力、デジタル技術への親和性を持つ若者たちこそが、国の未来を切り開く存在だと強調しました。
トー・ラム書記長はさらに、次のように語りました。
(テープ)
「新時代における若者の使命は誇るべきものであり、これまで以上に、社会のあらゆる場面で積極的な役割を果たし、自らの責任と任務を自覚することが求められています。若者には、学びと自己研鑽に率先して取り組み、たゆまぬ努力を重ね、科学技術を確実に習得していくことが期待されているのです」
ベトナムの党と政府は、若者を国の重要課題の中核に位置づけ、未来を築く主要な担い手として高く評価しています。若者の成長は党の成功であり、革命の成果でもあり、ベトナム民族の永続的な発展につながるのです。