1992年憲法改正案における民族問題

民族と民族大団結はベトナム共産党と政府の政策において、戦略的問題として位置付けられています。1992年憲法改正案に対する意見集約が行われていますが、民族と民族大団結に対する意見が相次いで寄せられています。

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今回の1992年憲法改正案には民族問題に関連する1992年憲法と第10回、第11回党大会の決議の精神が受け継がれるとされています。これにより、ベトナム社会主義共和国はベトナム領土に居住する各民族の統一国家です。

これらの各民族は平等で、団結し、互いに尊重しあい、相互に助け合い、各民族間の団結を分離しょうとするあらゆる行為が禁止されています。各民族は自らの言語、文字を使用して、民族の伝統文化と風俗習慣を維持する権利があります。

政府はすべての少数民族が自らの力を活用して、国の発展事業に参加するための有利な条件を作り出します。出身民族や知的水準を問わず、すべての人々はあらゆる分野において権利と義務は平等です。

ベトナム祖国戦線の民族に関する諮問評議会のLu Van Que主任は次のように語りました。

(テープ)

「各民族はともに発展することに対する政府の責任を重視しなければなりません。各少数民族は自らの力を活用し、政府に依存する考えをやめる必要があります。また、各民族間の貧富の差の縮小に取り組みます。民族問題に関する上記の基本的原則をきちんと実施しなければ、民族政策に違反することを意味します」

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その他、1992年憲法改正案はベトナムは多民族国家で、民族問題と民族大団結は戦略的な意義があることや「各民族は平等で、互いに団結し、援助しあう」ということを明記しなければなりません。民族学研究者のBui Xuan Dinh博士は次のように語りました。

(テープ)

「多数民族であるキン族の役割を活用すると明記したがいいと思います。多民族国家にとって、多数民族の発展を国家の発展にするからです。しかし、多数民族の能動性と創造性を活用するかたわら、他の各少数民族の役割を生かすことを重視しなければなりません」

1992年憲法が施行されてからこの20年、民族と民族大団結に関する政策が法制化され、各民族の発展に有利な条件を作り出しています。1992年憲法改正案に民族と民族大団結問題に関する内容の継承と補充は国の建設発展事業において各民族の役割の活用に寄与することでしょう。

 

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