ベトナムの迅速かつ持続可能な発展を導く中核的勢力

知識人と科学者は、常に民衆の啓蒙、革命理論の構築、科学技術の実践応用において先駆的な役割を果たしています。

ベトナムの歴史には、愛国的、進歩的、革命的な思想を広め、独立を勝ち取るための闘争の重要な基盤を築いた知識人たちの名が刻まれています。多くの知識人や有識者は、党と国民とともに、あらゆる困難や試練を乗り越えて献身的に貢献してきました。また、革命事業に知識、才能、知性、物質的財産を捧げ、祖国の独立と自由、国民の幸福のために犠牲となった多くの科学者、医師、エンジニア、弁護士たちも出てきました。

今日のドイモイ＝刷新と発展事業において、知識階級は国家に顕著な功績を残しています。トー・ラム書記長は次のように強調しました。

（テープ）

「革命事業の成果、特に40年間にわたるドイモイ＝刷新事業の偉大な成果には、知識人と科学者の特別に重要な貢献があったと断言できます。具体的には、ベトナムの知識人と科学者は思考の刷新、特に経済学的思考の刷新について助言し、ベトナムの社会経済危機の脱出や、世界経済への段階的な統合に寄与するとともに、科学的基礎の提供、アイデアの提案、社会的批評、発明、製品開発などを通じて、国家の工業化現代化の推進、イノベーションの促進に貢献し、鮮明な足跡を残しています」

民族の知性と力を高める責任

世界は時代を画する変化の段階にあります。科学技術の急速な発展は、情報、文化、認識、行動などの変革につながり、新しい世界秩序の形成を促進しています。グローバルな規模での多方面にわたる急速な変化は、経済成長、人類の知性と文明の急速な発展に直接的な影響を与えており、その中で知識人と科学者の役割は特に重要となっています。

知識人と科学者は、新しい時代における自らの責任を深く認識し、国民の知恵と力を高める責任を果たす必要があります。彼らは、2030年までに100件の発明、特許、科学研究を世界の科学ランキングに入れること、2045年にはベトナムの知識人が地域のトップ、世界の上位グループに入ることが求められました。また、影響力のある数百人の科学者が国際賞を受賞することが期待されています。

2024年10月の第19回フランコフォニー首脳会議の枠組みの中で、トー・ラム書記長はフランス語圏諸国在住ベトナムの知識人との懇親を行い、次のように強調しました。

（テープ）

「私たちの目標は、経済規模を現在の約3倍に拡大することです。それを実現するため、科学技術に依存するしかありません。他の道はありません。これは、他国の経験からも明らかです。科学技術がなければ、成長は不可能です。成長が速い国々、例えばアメリカ、中国、インドなどは、すべて科学技術に基づいています。私たちはその流れに乗り、飛躍しなければなりません。これは私たちのチャンスです」

政府として、知識人や科学者の役割を発揮するために、知識人や科学者の教育、選抜、採用方法を改革する必要があります。去る12月30日、200人の知識人と科学者との懇親で、トー・ラム書記長は次のように語りました。

（テープ）

「「知識人を重視する必要があります。また、早期に具体的な規定を作成し、『国民に奉仕する』という精神に基づいて、成果と成果物を評価したうえで、知識人を称賛し、賞を授与するための基準とする必要があります。これを通じて、優れた人材を重視する文化が反映されるでしょう。また、新しい状況における知識人づくりの重要性への全政治システムおよび社会全体の認識を向上・統一するための具体的な解決策を講じる必要があります」

党と国家、国民は40年間の改革を経て、新たな機会と展望を基礎に、知識人と科学者がより大きな成果を収めるよう期待しています。科学技術と革新のみにより、ベトナムは世界に追いつき、飛躍することでしょう。