これらの船はベトナム風チマキ「バインチュン」を作るためのもち米、ゾンの葉、豚肉、そして花、果物、菓子類や生活必需品といった品々だけでなく、祖国の海と島々を守るために日夜、取り組んでいる人々への全国民の愛情も届けています。

チュオンサ群島に届けるため、船に観賞植物を運び込む兵士たち（写真：VOV）

先週末、南部キエンザン省フーコック市で、海軍第5軍管区司令部が南西部海域の軍隊や島民を訪問し、テトの挨拶を伝えるための作業グループを結成しました。今年、作業グループにはカントー市、ビンロン省、ビンズオン省、アンザン省、ソクチャン省、カマウ省などの各地から200人以上の代表が参加し、220人分の贈り物と品々を用意しました。これらはフーコック市の島々や、ホンチュオイ島、ホンコアイ島などのキエンザン省とカマウ省の島々で勤務している幹部や島民に届けられます。

海軍第5軍管区司令部の副政治将校であるホアン・クオック・ホアン大佐は次のように述べました。

（テープ）

「この活動は、南西部海域で勤務している幹部や島民に対し、安心して任務の遂行に取り組むよう鼓舞する働きがあります」

また、1月1日には、品々、生活必需品、テト用品を載せた2隻の船が、リグDK1やバリア・ブンタウ省コンダオ島へ向けて出航しました。海軍第2軍管区司令部の政治将校であるチャン・マン・チエン大佐は、党、国家、国防省、全国民、そして国外在留ベトナム人からの贈り物がリグDK1の兵士たちにあらゆる困難を乗り越え、祖国の海と島々の神聖な主権を守る任務を完遂するよう、大きな動機を与えるものであると述べました。

こうした中、海軍第4軍管区司令部の船が、作業グループと品々やテト用品を載せて、カインホア省チュオンサー群島へ向かっています。同司令部政治局の主任であるブイ・ヴァン・ベン大佐は次のように語りました。

（テープ）

「最前線に立っている幹部や兵士、島民にとって、これは非常に大きな精神的な支えです。これにより、彼らは祖国の海と島の主権を守る意志をさらに強めるでしょう。この訪問は海軍の幹部や兵士が直面している困難や任務の遂行、および彼らの献身を見せる実践的な教訓となるよう希望します。これを通じて報道関係者は最前線に立っている兵士たちの真の姿を全国の人々に伝えることを願っています」

荒海の季節にもかかわらず、テト用品を運ぶ船は数百海里を越えてチュオンサー群島をはじめ、全国の島々、リグへ向かっています。これらの品々には早春の雰囲気と本土からの愛情や信頼、そして素朴な温もりが込められています。これにより、最前線で任務の遂行に励んでいる幹部や兵士、島民が心豊かで温かいテトを迎えることが期待されています。