COP30、議長国ブラジルは早期合意を期待 依然隔たりも

(VOVWORLD) -ブラジルは18日、国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)で一部の問題について予定より早く合意できることを期待していると述べました。

ただ、化石燃料などを巡って各国間の隔たりが依然として大きいと認めました。

ブラジルは2段階での合意を目指しています。まずは化石燃料の使用削減や気候変動対策の資金援助などについて19日に合意した上で、21日までに未解決の問題で合意したい考えです。

コヘアドラゴ議長は、第1段階の合意が19日に承認されると引き続き予想しているものの、「非常に遅く」なる可能性があると語りました。

ブラジルは18日、合意文書の最初の草案を公表しました。各国との協議を踏まえて19日には修正案を提示し、さらなるフィードバックを求める見通しです。

最も難航しているのは、途上国がクリーンエネルギーに移行するための資金を先進国がどのように援助するか、また各国が約束した排出量削減と気温上昇を食い止めるために必要な削減とのギャップにどう対応するかなどの問題です。

コヘアドラゴ氏は最初の草案で提示した選択肢の一つである、各国に化石燃料の使用削減計画提出を求めるという案について、既に複数の国が負担が大きすぎるとして拒否したことを示唆しました。(ロイター)

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