(VOVWORLD) -19日午前、第14回共産党大会を祝うため、全国34の省と市で、合計234件の主要プロジェクトが同時に着工、竣工、あるいは技術的な開通が行われました。これらのプロジェクトの投資総額は3400兆ドン❨約1360億米ドル❩に上っています。
ビングループが4つの大型プロジェクトを始動させた |
中部ハティン省のブンアン経済特区で、ベトナム最大のコングロマリットであるビングループ(Vingroup)が総額127兆6000億ドン(約48億5千万米ドル)規模の4つの大型プロジェクトを始動させました。これにより、ブンアンを戦略的な工業・エネルギーセンターへと発展させる方針が具体化されます。また、中部クアンガイ省では、世界最先端の技術を導入した、東南アジア唯一となる特殊鋼レール製造工場の着工式が行われました。
ハノイ発のベトナム航空ボーイング787-9型機がロンタイン国際空港に着陸した |
同日午前、ハノイ発のベトナム航空ボーイング787-9型機が南部にあるロンタイン国際空港に着陸しました。これが同空港への事実上の初フライトとなり、将来的に東南アジアの航空ハブとしての役割が期待されています。
一方、北部山岳地帯フート省で、ホアビン水力発電所拡張プロジェクトが竣工しました。これにより、総出力は2400メガワットとなり、東南アジア最大級の水力発電所としての地位を確立しました。さらに首都ハノイで、総投資額約925兆ドンの「オリンピック・スポーツ都市」の建設が始まりました。目玉となるチョンドン・スタジアムは、13万5000人を収容し、世界最大級の自動開閉式屋根を備えたFIFA基準の施設となる予定です。
ファム・ミン・チン首相 |
着工式で、ファム・ミン・チン首相は次のように述べました。
(テープ)
「本日着工・竣工したプロジェクトは、社会経済発展において極めて重要な役割を果たします。特筆すべきことは、投資総額の82%にあたる約2800兆ドンが民間資金であるということです。私たちは、国の社会経済発展のため、社会のあらゆるリソースを動員します」
さらに、チン首相は、2026年以降の戦略目標に向け、二桁成長を目指す中でインフラ整備が戦略的突破口であることを改めて強調しました。
(テープ)
「政府は、各省庁や地方行政府に対し、これまでの成果をさらに発揮し、困難を乗り越えるよう呼びかけています。政府は、重要プロジェクトが法規定に基づき、予定通りの進捗、品質、安全を確保できるよう、常に寄り添い、最良の条件を整えることを約束します」