(VOVWORLD) - 30日午後、政府本部でファム･ミン･チン首相は赴任にあたり、挨拶に訪れた在ベトナムアメリカ大使館のマーク・エヴァンス・ナッパー新大使と会見しました。
席上、チン首相はアメリカはベトナムの重要なパートナーの一つであると強調し、両国の包括的パートナーシップを深化させていきたいと表明しました。
また、戦争後遺症の克服は両国関係の柱の一つであり、気候変動への対応は戦略的な協力分野となり、教育や国防・安全保障分野での協力は双方関係の推進力となっているとしています。
一方、ナッパー新大使はベトナムの新型コロナウイルス感染症対策と社会経営回復を高く評価するとともに、今後、ベトナムの各省庁との連携を強化し、訪問団の往来、貿易・投資、気候変動対応、インフラ整備、持続的かつグリーン成長の推進、人材育成、デジタルトランスフォーメーション（DX）に力を尽くしていくと確約しました。
また、アメリカはできるだけベトナムの支援を強化していくとしています。
さらに、アメリカはASEAN＝東南アジア諸国連合とインド・太平洋地域との協力を推進し、平和、安定、協力、発展を目指すと訴えました。
そして、会見でチン首相とナッパー大使はベトナム東部海域（南シナ海）の平和、安定、安全保障、海上・上空の自由航行の確保、国際法に従って平和的措置で紛争を解決することに関するASEANの共通の立場について協議しました。