イスラエル首相府は25日、赤十字国際委員会（ICRC）を通じて、パレスチナ自治区ガザに連れ去られた人質1人の遺体が返還されたと発表しました。身元が確認されれば、ガザに残る人質の遺体は2体となります。

イスラム組織ハマスと共闘する武装組織「イスラム聖戦」は24日、ガザ中部で遺体を「発見した」と明らかにしていました。10月に発効したイスラエルとハマスのガザ和平計画「第1段階」合意では、ハマス側は生死を問わず人質全員を解放することとなっていましたが、遺体の引き渡しは遅れています。

一方、エジプトでは25日、交渉を仲介する同国とカタール、トルコの高官が会談し、和平計画の「第2段階」への移行について協議したとエジプトのメディアが伝えています。（時事通信）