ガザ停戦交渉が本格化へ 米特使も仲介国カタール到着
(VOVWORLD) -イスラム組織ハマスは11日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意を巡る交渉が仲介国カタールで再開したと表明しました。
(写真:TTXVN) |
イスラエルメディアによりますと、米国のウィットコフ中東担当特使もカタールに到着しました。12日に同国のムハンマド首相兼外相と会談する見通しです。ガザ停戦合意は第1段階の期限後に膠着していますが、協議が本格化するとみられます。
停戦合意を巡っては、ハマスがイスラエル軍の完全撤収と恒久停戦を含む第2段階への即時移行を求めているのに対し、イスラエルは暫定的な停戦延長を要求しました。2日にガザへの人道支援物資搬入を停止したほか、9日には送電も止め、ハマスに受け入れを迫っています。双方の主張はなお対立しており、合意形成できるかどうかが焦点となります。
イスラエル軍は1月19日の停戦発効後もガザ各地で散発的な攻撃を続けます。パレスチナ通信によりますと、3月11日には北部ガザ市や最南部ラファなどに攻撃があり住民計6人が死亡しました。ガザ当局は停戦後の死者が137人に上ったと発表しました。(共同)