(VOVWORLD) - 第15期国会第10回会期を前に、ファム・ミン・チン首相は19日午前、南部カントー市の国会代議員団とともに、市内の各村・地区の指導者を代表する有権者と面談しました。
ファム・ミン・チン首相 |
首相は意見交換の中で、今回の会期は記録的な規模となり、政府は120の書類や報告書を国会に提出する予定だと説明しました。その中には、土地、都市計画、教育、デジタル化、ハイテク、医療・保健、人口問題など、各分野の課題を速やかに解決するための法案や決議案が数多く含まれています。
地方行政の二層制については、全国で導入が進み、基本的に目標を達成しているとし、「行政主導」から「住民サービス」への意識転換が進んでいると評価しました。
今後の課題として、チン首相はカントー市と全国に対し、2025年の目標達成と、2021年から2025年までの任期目標の完全達成に向けて努力するよう求めました。カントー市には、メコンデルタ地域の成長の中心としての役割を果たすため、潜在力と競争力を最大限に活用し、新たな発展空間を創り出すことが期待されています。すべての資源を動員して成長を促進し、今年は2桁成長を達成する決意で臨むよう要請しました。
また、比較優位性があり高い付加価値を生み出す重点産業を選定し、投資を呼び込むための優先順位と政策の整備を進めること、そしてハイテクとデジタル化を、産業間の連携を強化し新たな価値創造につなげる原動力と位置づけることを求めました。
インフラ整備では、空港、港湾、橋梁、カントー・カマウ間の南北高速道路、ホーチミン市とカントーを結ぶ鉄道、チャウドック・カントー・ソクチャン高速道路、西部環状道路といった重点プロジェクトの完成を加速させるよう指示。特に2026年のカントー腫瘍病院の完成を強く求めました。