グリーンランド問題:仏、米の圧力に対しデンマークを支持
(VOVWORLD) -8月31日、フランス外務省は同国のジャンノエル・バロ外相が8月30日からグリーンランドの首都ヌークを訪問していると発表しました。グリーンランドのビビアン・モッツフェルト外相の招待によるこの訪問は2日間にわたり行われるとのことです。
グリーンランドの一角(写真: REUTERS) |
バロ外相の訪問は、デンマークのテレビが少なくとも3人のアメリカ人がグリーンランドで影響力を行使する活動に関与しているという情報を報道した後に行われました。デンマークは、この問題について説明を求めるため、アメリカ代理大使を召喚しました。
フランス外務省によりますと、今回の訪問は二国間の友好関係をさらに強固にし、直面している課題に対するデンマーク、グリーンランド、そしてグリーンランドの人々へのフランスの連帯を示すものです。
これに先立ち、今年6月にはフランスのマクロン大統領がグリーンランドを訪問し、欧州の団結を再確認するとともに、トランプ大統領の「グリーンランドを所有したい」という意図を批判しています。(VOVパリ支局)