シリア暫定政府、外交活動を活発化 国家再建への支援を要請

(VOVWORLD) - 内戦で荒廃したシリアの国家再建に向け、各国からの支援を求める狙いがあるとみられます。
シリア暫定政府、外交活動を活発化 国家再建への支援を要請 - ảnh 1シリア解放機構(HTS)のアハマド・シャラア指導者(写真:IRNA/TTXVN)

シリア暫定政府を主導する過激派組織「シリア解放機構(HTS)」のアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)指導者は23日、首都ダマスカスでカタール政府高官やヨルダンのサファディ外相と会談したと地元メディアが報じました。22日にはトルコのフィダン外相とも会談しており、外交活動を活発化させています。内戦で荒廃したシリアの国家再建に向け、各国からの支援を求める狙いがあるとみられます。

シャラア氏はカタール政府高官との会談後の記者会見で、カタールがシリアへの大規模な投資を行う用意があると表明したことを明らかにしました。同氏は「最も重要なのはエネルギー分野だ」と述べ、天然ガスが豊富なカタールへの期待を強調しました。また、シリア暫定政府のシェイバニ外相は同日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相と電話会談を実施しました。UAEの国営首長国通信によりますと、アブドラ氏はシリアの統一維持の重要性を強調しました。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、軍に対しイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃を命じたと述べました。地元メディアによりますと、フーシ派は反イスラエルを掲げ、イスラエルへのミサイル攻撃を繰り返しており、これが攻撃命令の背景にあるとされています。(産経新聞)

ご感想

他の情報