ゼレンスキー氏、トランプ氏に連携呼び掛け 米の支援停止受け
(VOVWORLD) - ゼレンスキー大統領は、SNS「X」に「トランプ大統領の強力なリーダーシップの下で、永続的な平和を手に入れるため取り組む準備ができている」と投稿しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領(写真:PAP/TTXVN) |
アメリカの軍事支援停止を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、トランプ大統領に対し、「事態を正す時である」と述べ、トランプ氏の「強力なリーダーシップ」の下で、ウクライナの永続的な平和を確保したいとの考えを示しました。
ゼレンスキー大統領が、トランプ大統領によるウクライナへの軍事援助の停止について公に言及するのは初めてです。先週、ホワイトハウスで行われたトランプ大統領との対立について「遺憾」であるとし、アメリカ政府との重要な鉱物資源取引に署名する意向を示しました。
また、ロシアとの3年間の紛争を終わらせるための第一歩として、海と空での「停戦」を呼びかけました。
先週、テレビ放映されたゼレンスキー大統領とトランプ大統領の口論を受け、両国の戦時同盟関係は大きく揺らいでいます。ウクライナの主要な同盟国であるアメリカが重要な軍事援助を停止したことで、事態はさらに悪化しているとみられます。
ゼレンスキー大統領は、SNS「X」に「トランプ大統領の強力なリーダーシップの下で、永続的な平和を手に入れるため取り組む準備ができている」と投稿しました。
また、先月28日に行われたホワイトハウスでの会談について、「予定通りには進まなかった」とし、「今こそ、事態を正す時である」と強調しました。
一方、ロシアはアメリカの軍事支援停止の決定を歓迎しています。ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、「ウクライナ政権を和平プロセスに促すことができる解決策である」との認識を示しました。(AFP通信)