チン首相 アストラゼネカにベトナムへのワクチン技術移転を要請
(VOVWORLD) - 5日夜、ハノイでファム・ミン・チン首相はイギリス製薬大手アストラゼネカのワクチン・免疫療法事業部門の地域・国際担当副社長兼ベトナムおよびアジア新興市場のニティン・カプール氏と会見しました。
写真撮影:Nhat Bac |
席上、チン首相はアストラゼネカ社に対し、ベトナムへの医薬品原薬およびワクチン製造技術の移転を行うよう要請しました。
また、チン首相は、新型コロナウイルス対策において、当時の厳しい状況下でも契約通り3000万回分のワクチンをベトナムに割引価格で期限前に供給したアストラゼネカ社およびカプール氏の貢献を高く評価しました。さらに、同社はベトナムの医薬品分野に約1億ドル、森林・景観回復に5000万ドルを投資し、保健省との多くの協力プログラムを実施しているとしています。チン首相は、アストラゼネカ社に対し、ベトナムにおけるワクチン・医薬品産業の発展、技術移転、コミュニティヘルスケアの発展、森林開発、困難な立場にある人々への支援を継続し、社会福祉に貢献するよう提案しました。
一方、カプール氏は、新型コロナウイルス対策におけるベトナム政府の効果的な指導力と成果を高く評価しました。また、青年団体を中心にベトナムのパートナーとの協力の強化を希望していると述べました。さらに、アストラゼネカ社は、ベトナムの目標達成に向けて継続的に協力し、持続可能な開発、経済成長の促進、カーボンニュートラル、ネットゼロの実現を支援することを約束しました。