“トランプ氏 イランと交渉期限は2か月 核開発めぐり”米報道
(VOVWORLD) -アメリカのメディアは、トランプ大統領が敵対するイランに送った核開発をめぐる交渉を呼びかける書簡の中で、交渉期限は2か月だとしていたと伝えました。早期に対話に応じるようイランに迫った形です。
トランプ大統領は今月、イランの最高指導者ハメネイ師に対して核開発をめぐる交渉を呼びかける書簡を送ったと明らかにしています。
これについてアメリカのニュースサイト「アクシオス」は19日複数の関係者の話として、書簡の中で、トランプ大統領は無期限の交渉は望まず、期限は2か月だとしていたと伝えました。
この2か月が、イランが書簡を受け取ってからなのか、交渉が始まってからなのかははっきりしないとする一方で、「イランが交渉を拒否した場合、アメリカまたはイスラエルが核施設に対して軍事行動を起こす可能性が劇的に高まる」としています。
アメリカは、イランが後ろ盾となっている中東イエメンの反政府勢力のフーシ派への軍事行動にも踏み切っていて、トランプ大統領は19日、SNSに「イランは今すぐにフーシ派への軍事物資の供給をやめるべきだ」と投稿しています。トランプ政権としては、こうした軍事行動や、経済制裁などを通してイランに対し早期に対話に応じるよう迫る構えですがイラン側はトランプ政権の姿勢に反発し、交渉に否定的な考えを示しています。(NHK)