トランプ大統領、金正恩氏との年内会談に意欲 米韓首脳会談で表明

(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は25日、ホワイトハウスで韓国の李在明大統領と会談し、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩朝鮮労働党総書記と年内に会談したいとの考えを示されました。
トランプ大統領、金正恩氏との年内会談に意欲 米韓首脳会談で表明 - ảnh 1韓国の李在明大統領夫妻(写真:Yonhap/TTXVN)

韓国大統領府によりますと、李大統領は10月に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にトランプ大統領を招待し、その際に金総書記と会談するよう提案されました。李大統領は韓国語で「世界で唯一分断された国家である朝鮮半島に平和をもたらし、金正恩氏と会談し、朝鮮にトランプ・ワールドを建設して私がそこでゴルフをプレーできるようにし、歴史的な平和構築者としての役割を果たしてほしい」と語られました。

トランプ大統領は大統領執務室で記者団に対し「年内に会いたい。適切な将来に金正恩氏と会うことを楽しみにしている」と述べられました。韓国に対しては新たな批判を浴びせつつも、さらなる貿易協議に前向きな姿勢を示されました。

トランプ大統領は李大統領との会談を控え、自身の交流サイト「トゥルース・ソーシャル」で韓国の政情を批判し、「粛清か革命が起こっているようだ」と述べられましたが、その後「誤解」だとして撤回されました。韓国は7月にアメリカと貿易協定を締結し、アメリカへの輸出品に対する厳しい関税を回避しましたが、原子力エネルギー、軍事費、3500億ドルの対米投資を含む協定の詳細を巡って協議を続けています。

両首脳は会談で造船や両氏に対する暗殺未遂事件についても議論されました。李大統領は会談後、アメリカ政権高官や韓国企業、カーライル・グループ、エヌビディア、ボーイング、GEエアロスペース、ハネウェル、ゼネラル・モーターズ(GM)など20社以上のアメリカ企業CEOらが参加するビジネスフォーラムに出席されました。韓国の大韓航空は25日、李大統領の訪米に合わせてアメリカのボーイングの航空機103機の発注を発表しました。

朝鮮はトランプ大統領の発言に対するコメント要請には応じていません。朝鮮の国営メディアは、米韓合同軍事演習は朝鮮半島を「占領」し、この地域の国々を標的にするアメリカの意図を証明するものだと報じています。(ロイター)

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