ベトナム企業 緊張が高まる紅海情勢への対応に取り組む
(VOVWORLD) - 6日、ハノイで、商工省の主催により、紅海情勢の緊張が長期化している中でのベトナムの輸出入企業の困難を解決する方策を協議する会議が行われました。
席上、商工省の代表が発表した情報によりますと、昨年、ベトナムとEU=欧州連合、およびアメリカとの輸出入額が1930億ドルに達し、ベトナムの輸出総額の28.4%を占めました。アジアと欧州、および北米を結びつけるメイン海上ルートである紅海の緊張情勢はベトナムの輸出入活動に大きな影響をもたらし、その中に運賃値上げが含まれています。ベトナム航海局のド・ティ・トゥオン氏は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムから欧州行きのルートの運賃はおよそ120%増となっています。一方、アメリカ州行きのルートは紅海の緊張情勢から直接的な影響を受けませんが、運賃は30から40%増えました」
運賃値上げの傍ら、コンテナー船の1,2週間の寄港延期は原材料サプライチェーンの断絶、空(から)コンテナーの不足などを招いています。こうした事情を踏まえ、商工省・輸出入局のチャン・タイン・ハイ副局長は次のように語りました。
(テープ)
「物流サービス企業協会や船主、荷主、物流関係団体に対して、事情を見極めたうえで、企業や船会社、およびベトナム国家管理機関と協力し、ベトナムの輸出入企業の国際取引活動に便宜を図るよう要請します」