ポーランド、NATO条約第4条を発動

(VOVWORLD) - 第4条は、加盟国が自国の「領土の一体性、政治的独立、または安全」が脅かされると認識した場合に、緊急協議を要請できると定めています。
10日、ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、自国領空が夜間に相次いで無人機(ドローン)に侵犯されたことを受け、北大西洋条約機構(NATO)条約(通称:NATO条約)の第4条を発動し、同盟の緊急会合を招集したと明らかにしました。
トゥスク首相はポーランド議会での演説で、領空侵犯を19件確認し、少なくとも3機を撃墜、負傷者は報告されていないと述べました。NATOの主要な政治的意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)は、同日朝に定例会合を開きましたが、外交筋によれば、同盟はこの会合を条約第4条に基づく協議として実施することで一致したということです。
第4条は、加盟国が自国の「領土の一体性、政治的独立、または安全」が脅かされると認識した場合に、緊急協議を要請できると定めています。今回の発動は、1949年のNATO創設以来8回目に当たります。

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