ルビオ米国務長官 ネタニヤフ首相と会談 停戦維持への働きかけ
(VOVWORLD) -パレスチナのガザ地区を巡り不安定な情勢が続くなかアメリカのルビオ国務長官がイスラエルを訪れてネタニヤフ首相と会談し、トランプ政権による停戦の維持と和平計画の履行への強い働きかけが続いています。
ガザ市で2025年10月24日、イスラエル軍撤退後の住宅地における破壊の光景。 (写真:REUTERS/Dawoud Abu Alkas) |
ガザ地区を巡っては今月10日にイスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦が実現しましたが、その後もイスラエル軍が部隊への攻撃に対する報復だとしてハマスの拠点を攻撃するなど不安定な情勢が続いています。
こうした中23日、アメリカのルビオ国務長官がイスラエルを訪れてネタニヤフ首相と会談しました。
イスラエルには今週、ウィトコフ中東担当特使やバンス副大統領も訪問し、ネタニヤフ首相と会談していて、停戦の維持と和平計画の履行に向けてトランプ政権によるイスラエルへの強い働きかけが続いています。
一方、イスラエルの議会では22日、占領下に置くパレスチナのヨルダン川西岸を併合する法案が予備の採決で可決されました。
これについてイスラエルを訪問していたバンス副大統領は23日、「ヨルダン川西岸がイスラエルに併合されることはない」と述べ、トランプ政権として併合を認めない方針を改めて示しました。
イスラエルメディアは法案の成立にはさらに3回の投票が必要で成立の可能性は低いと報じています。(NHK)