人質解放進まず イスラエル首相「必要ならガザの一部占領も」

(VOVWORLD) - ハマス側も、イスラエルがガザへの攻撃を継続すれば、人質は「ひつぎに入って戻る」と警告し、双方の応酬が続いています。
人質解放進まず イスラエル首相「必要ならガザの一部占領も」 - ảnh 12025年3月26日、国会での公聴会に出席するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(写真:Flash90)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、イスラム組織ハマスが人質の解放に応じない場合、パレスチナ自治区ガザ地区の一部を占領する可能性があるとの考えを示しました。一方、ハマス側も、イスラエルがガザへの攻撃を継続すれば、人質は「ひつぎに入って戻る」と警告し、双方の応酬が続いています。

ネタニヤフ首相は議会で演説し、「ハマスが人質解放を拒否し続けるほど、われわれは圧力を強める。これには領土の占領や、ここでは詳しく述べないがその他の措置が含まれる」と述べました。

イスラエル当局によりますと、ハマスは2023年10月7日の越境攻撃で251人を拉致し、このうち58人が現在もガザで拘束されています。軍は、拘束者のうち34人がすでに死亡したとしています。

これに対し、ハマスは声明を出し、「占領軍が捕虜を武力で連れ戻そうとすればするほど、彼らはひつぎに入って戻ることになる」と主張しました。また、「占領軍の捕虜を生かしておくためにあらゆる努力をしているが、シオニストの無差別爆撃が彼らの命を危険にさらしている」と述べ、イスラエルの空爆を強く非難しました。(AFP通信)

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