(VOVWORLD) - 朝鮮民主主義人民共和国は新型コロナの感染状況が落ち着いたあと、防疫措置を一部緩和しているものの、完全には解除しておらず、観光を許可しているのは羅先のみとしています。
中国経由の朝鮮観光が、2020年以降に新型コロナウイルスの影響で中断されていましたが、近く北東部の経済特区・羅先に限定して約5年ぶりに本格的に再開される見通しです。
22日までに分かったところによりますと、朝鮮観光を扱う複数の旅行会社が最近、羅先を訪れて朝鮮側の関係者と詰めの協議を行い、羅先ツアーの募集を始めました。
朝鮮民主主義人民共和国は新型コロナの感染状況が落ち着いたあと、防疫措置を一部緩和しているものの、完全には解除しておらず、観光を許可しているのは羅先のみとしています。準備のために羅先を訪れた旅行会社の関係者によりますと、到着後に体温測定が行われたほか、マスクを着用する人も多かったということです。
一方、中国にある「高麗ツアーズ」は、3月から羅先の観光施設や学校などを訪問するツアーを企画していて、徐々に観光再開に向けた動きが広がっているとみられます。(時事通信)