(VOVWORLD) - ヘグセス国防長官やバンス副大統領らは、シグナル上のグループチャットに誤って記者を招待し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する空爆計画を共有していたとされ、政権の機密情報管理体制に対する懸念が高まっています。
アメリカのトランプ政権の閣僚らが通信アプリ「シグナル」を用いてイエメンに対する空爆計画を協議していた問題を受け、アメリカ上院軍事委員会のウィッカー委員長(共和党)と民主党のリード議員が、国防総省に対して詳細な調査を求めていることが明らかになりました。
ヘグセス国防長官やバンス副大統領、ウォルツ大統領補佐官らは、シグナル上のグループチャットに誤って記者を招待し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する空爆計画を共有していたとされ、政権の機密情報管理体制に対する懸念が高まっています。
こうした状況の中、ウィッカー氏とリード氏は26日付で国防総省のステビンス監察官代行に宛てた書簡を送り、当該事案に関する具体的な事実関係や、国防総省の機密情報取り扱いに関する方針、さらに誰が意図的または誤って一般利用可能な通信手段に機密情報を流出させたのかといった点について、詳細な調査を要請しました。
両氏は、国防総省による内部調査が終了した後、ステビンス氏と連携し、対外的な説明の場を設ける方針であるとしています。(ロイター)