東日本大震災13年 福山市で消防が救助訓練

(VOVWORLD) -東日本大震災の発生から13年となった11日、大規模災害の発生を想定して消防署の救助隊員が救助の手順を確認する訓練が福山市で行われています。
東日本大震災13年 福山市で消防が救助訓練 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
この訓練は、東日本大震災をきっかけに毎年行われていて、11日、福山市の消防訓練施設に、市内の消防署に勤務する救助隊員などおよそ20人が集まりました。
訓練の冒頭、東日本大震災や能登半島地震などの災害で犠牲になった人たちに黙とうがささげられました。
その後、震度7の地震が発生し、倒壊した建物の中に取り残されている人がいるものの周囲が液状化していたり、地面に大きながれきが散乱したりしている想定で訓練が行われました。
隊員たちは金属のパイプをレールのようにしてがれきに見立てた重さおよそ1.5キロのコンクリートブロックを取り除いたあと、倒壊した建物の中で救助を待っている人を協力して助け出していました。
また、コンテナのすき間に取り残されている人に見立てた人形を、ロープでつり上げる訓練も行われ、隊員たちは声を掛け合いながら救助していました。
福山地区消防組合南消防署高度救助隊の種本健太郎隊長は「大規模な災害現場では、広範囲に被害が及ぶので、隊員同士が協力していち早く人命救助にあたれるよう、訓練していきたいです」と話していました。(NHK)

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