「独裁者に擦り寄り」 米民主党、トランプ大統領への反対演説
(VOVWORLD) - アメリカ民主党のスロトキン上院議員は4日、トランプ大統領の議会演説に対する反対演説を行いました。
スロトキン議員は、ウクライナ問題への対応を含むトランプ大統領の対外政策について、「ロシアのプーチン大統領のような独裁者に擦り寄り、カナダのような友好国を冷遇している」と厳しく批判しました。
また、スロトキン議員は、アメリカが民主主義の模範であり、超大国として平和維持の責務を負う「アメリカ例外主義」を、トランプ大統領が「信じていない」と主張しました。その上で、「トランプ大統領によってアメリカの政治システムが危機にさらされている」と訴えました。
経済政策についても、トランプ大統領が関税を外交の手段として利用したことで、「エネルギー、木材、自動車の価格が上昇し、製造業者や農家を苦しめる貿易戦争を引き起こしている」と警告しました。その上で、「食料品や住宅価格は下がるどころか上昇しており、信頼できる対策が示されていない」と批判しました。(時事通信)