シンポジウムの様子

シンポジウムには両国の観光専門家が参加し、文化村や歴史的遺産における観光開発の経験を共有しました。専門家らは、文化や遺産の保護が観光資源として重要な価値を持つと指摘する一方で、観光開発においては文化的価値の尊重、環境保護、地域住民の生活との調和が不可欠だと強調しました。

日本観光庁の平嶋 隆司（ひらしま たかし）次長は基調講演で、両国の文化・観光面での共通点に触れ、文化遺産を活用した観光の意義について言及しました。「文化遺産観光は、郷土愛を育み、国内外の相互理解を深めるだけでなく、地域経済の発展や人材育成にも貢献する」と述べ、今後の協力関係の強化に期待を示しました。