(VOVWORLD) -このほど、EU=欧州委員会のポーラ・ピーニョ報道官は、EVFTA=ベトナムとEU=欧州連合の自由貿易協定の発効から、5年が経過した後、EU=ヨーロッパ連合のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が近い将来、双方の貿易関係の強化を目指しベトナムを訪問する予定であると発表しました。
ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長(写真:Deutschland) |
また、 ベトナム駐在欧州商工会議所(ユーロチャム)によりますと、EUのマロシュ・シェフチョビッチ欧州委員(通商担当)と欧州委員会国際パートナーシップ担当委員ヨゼフ・シケラ氏が、来月の4月にベトナムを訪問する計画があります。
ヨーロッパの主要放送局のテレビニュースを伝えるニュース専門放送局であるユーロニュースによりますと、欧州の高官らがベトナムとの貿易関係の強化に集中しているのは、主に2つの主な理由とされています。第一に、ベトナムはASEAN東南アジア諸国連合の中でEUの最大の貿易相手国であることです。第2に、USGS=アメリカ地質調査所によりますと、ベトナムは2022年において、世界で2番目のタングステン生産国であるとされています。現在、欧州は再生可能エネルギー産業の発展を加速するために、これらの製品の大量を必要としています。
ユーロニュースに答えた際に、ユーロチャムのジャン=ジャック・ブーフレ副会長は、「多くの欧州企業が競争力のある労働力を活用するためにベトナムに支店を設立する意向がある」と述べました。