IAEA事務局長がイラン訪問へ イラン外相は週内にロシア訪問
(VOVWORLD) - グロッシ事務局長は、アメリカとイランの協議を念頭に、「外交的解決が緊急に必要とされる中で、イランがIAEAと継続的に協力することが不可欠だ」と強調しました。
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長(写真:Kyodo/TTXVN) |
IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は14日、SNSのX(旧ツイッター)で、今週中にイランを訪問することを明らかにしました。AFP通信によりますと、イランの現地メディアは、グロッシ事務局長が16日にイラン入りすると伝えています。
グロッシ事務局長は、イランのアラグチ外相やエスラミ原子力庁長官らと会談し、核開発の監視協力などについて意見を交わすとみられています。
グロッシ事務局長は、アメリカとイランの協議を念頭に、「外交的解決が緊急に必要とされる中で、イランがIAEAと継続的に協力することが不可欠だ」と強調しました。
一方、イラン外務省の報道官は14日、アラグチ外相が今週中にロシアを訪問する予定であることを明らかにしました。ロシアはイラン核合意の締結国の一つであり、報道官によりますと、オマーンで行われたアメリカとイランの高官協議についても協議する見通しです。
また、アラグチ外相はロシアのプーチン大統領と会談する可能性もあるとしており、イランをめぐる外交が活発化しています。(時事通信)