クアンニン省、国境経済区の開発を推進

(VOVWORLD) -北部クアンニン省における輸出入活動と国境経済区は、地元の社会経済開発と経済成長に重要な貢献をしてきました。
クアンニン省、国境経済区の開発を推進 - ảnh 1モンカイ市の光景

現在、クアンニン省にはモンカイ、ホアンモ・ドンバン、バクフォンシンを含む総面積144ヘクタールを超える3箇所の国境経済区があります。これらの国境経済区では、現地の潜在力や強みなどが適切に活用されています。同省は関連機関や、地方行政当局に対し、隣国の中国との外交活動、および外交経済協力を維持、拡大するよう指導してきました。同時に、国境検問所における取引活動の円滑を図る為、交通インフラ整備を推進しました。

クアンニン省、国境経済区の開発を推進 - ảnh 2バックルアン2検問所(Quỳnh Nga撮影)

輸出入企業の便宜を図るために、クアンニン省の税関局はモンカイ市カウバクルアン において、デジタル検問所を試験的に運営し、専門検査の対象となる10品目以上の輸入品をカットし、税関手続を簡素化したほか、行政手続きの撤廃、および34種類の行政手続きの公開を提案しました。また、税関局は、モンカイ市行政当局に、中国東興市との国境地域における貿易取引活動の促進に向けた方策を提案しました。

さらに、税関局は、完全デジタル税関を目指して、情報技術システムの再設計に積極的に参加しています。クアンニン省税関局のトリン・ヴァン・ニュアン副局長は、2024年12月15日時点で同省の輸出入活動による予算収入総額は前年同期と比べ約4%増に当たる17兆2000億ドン、約6750万米ドルに達したと明らかにしました。通関手続きを行う企業の数は前年比30%増に当たる2046社に上っています。

ニュアン副局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「今年、クアンニン省の検問所で輸出入活動を行った企業の数は、2000社を超え、昨年と比べ大きく増加しました。約 98 ~ 99%の企業 が税関のサービス品質に満足しています。行政手続きの簡素化、貿易の円滑化などはその結果をもたらした要素であると思います」

一方、国境経済区がある地方も、これらの経済区の利点を効果的に活用してきました。モンカイ国境経済区は、中国との国境検問所システムや、川に架かる橋、港湾、越境取引などのメリットを順調に活かしています。現在までに、モンカイ国境経済区は120件あまりの投資プロジェクトを誘致しています。

モンカイ市党委員会のホアン・バ・ナム委員長は、「モンカイ市はモンカイ国境経済区を国家規模の重点国境経済区、クアンニン省と北部重点経済地区における国境経済区、港湾、物流、総合サービスが発達する中心地として発展させるように取り組んでいる」と明らかにし、次のように述べています。

(テープ)

「近年、私たちはモンカイ国境経済区の戦略企画などの完成に重点を置いています。それによって国境貿易経済、商業サービス、観光、港湾物流を経済発展の3本柱として特定しました。また、公共投資を民間投資に誘導し、高速道路の建設、都市部インフラの整備といったコアインフラと戦略インフラに国家予算を拠出し、工業団地や、駐車場、保税倉庫、国境検問所でのサービスの開発に投資家を呼びかける方針です」

2024年に、クアンニン省の国境経済区で行われた輸出入活動の総額は、2023年比の17%増に当たる180億米ドルを超えています。これらの国境経済区は、地元の社会経済開発に貢献し、ベトナムと中国の間の貿易取引を推進するためのモチベーションとなっています。

ご感想

他の情報