(VOVWORLD) - 補助が失効した場合、保険料が平均で2倍以上に跳ね上がるとの試算もあります。
2025年12月17日に開かれたアメリカ下院の本会議(写真:ロイター) |
アメリカ下院は17日、医療保険制度改革法、いわゆるオバマケアの補助の期限が年末に迫る中、共和党が提出した補助延長を含まない代替案を賛成多数で可決しました。ただ、野党・民主党が反対しており、上院を通過する見通しは立っていません。このため、補助打ち切りによる医療保険料の急増は避けられない情勢となっています。
補助が失効した場合、保険料が平均で2倍以上に跳ね上がるとの試算もあります。オバマケアは中・低所得層を中心に2,000万人以上が利用しており、物価高に対する国民の不満が高まる中で、医療費負担の増大はトランプ政権にとって逆風となりそうです。(時事通信)