ベトナム最北端のハーザン省に住む22の民族の一つである少数民族プペオ族は、独特の文化を誇りとして現在も多くの伝統的な文化を保っています。その中で、婚礼の儀式はその誇りの一つです。
ベトナム最北端のハーザン省に住む少数民族プペオ族は、今も独特の文化や習慣を守っていますが、その中でも民族衣装は大切にされています。この民族の服装は他の少数民族と違って地味ですが、作るのは簡単ではありません。
ベトナム最北端のハーザン省に住む少数民族プペオ族を語るなら、この民族の家を抜きにして語ることは出来ません。家の骨格は木造ですが、壁は土で固められるのが特徴です。プペオ族の人々は家族の生活とその親戚の成功はその土地とその家に大いに左右されると考え、家を生活上の最も重要なものとしています。
中国に隣接するベトナム最北端のハーザン省に少数民族プペオ族が住んでいます。人口およそ1000人のプペオ族は、ベトナムの54の民族の中で人口が最も少ない民族ですが、独特の伝統や習慣などを持ち多民族国家のベトナムの豊かな文化を支えています。
中国と隣接するベトナム東北部クァンニン省ビンリェウ県は3万人の人口を擁していますが、そのうち、25%は少数民族ザオ族です。ここのザオ族は「忌み嫌いの日」いわゆる「タブーの日」という独特のイベントで有名で、観光客を魅了しています。
ベトナム中南部に住む少数民族ラグライ族の叙事詩は精神生活では、欠かせない存在で、この民族の伝統文化の保存に重要な役割を果たしています。
ベトナム中南部に住む少数民族ラグライ族の最も代表的な楽器として「マレー」というドラと「チャピ」という弦楽器が挙げられます。この2つの楽器は音色が似ていますが、マレードラは大きな財産というべき、お金持ちのものである一方、チャピは庶民の楽器です。
ベトナム中南部に住む少数民族ラグライ族の代表的な楽器として、マレーというドラ、石でできた「ダン・ダ」( Dan Da)という独特の楽器、サラケル( Sarakel)という笛、チャピ(Chapi)という弦楽器などが挙げられます。ラグライ族の人々の精神生活では、楽器は親しい友人のような存在で、新 米祭りやボマ儀式などすべての行事に欠かせないものとなっています。
ベトナム中南部に居住している少数民族ラグライ族は、生きている人の世界と死者の世界が共に存在していると考えられています。生きている人の世界は“仮の 世界”である一方、死者の世界は永遠です。そのため、死者との告別を意味する「ボマ」という儀式はラグライ族の人々の精神生活において重要な意義を持って います。
ベトナム中南部に住む少数民族ラグライ族は一年を通じて様々な祭りを催しますが、最大の祭りは収穫後に行なう新米祭りで、豊作になるような応援をしてくれた神と先祖への感謝を意味します。
ベトナム中南部に集中的に住んでいる少数民族ラグライ族は水源に近い高地で村を作ります。「パレイ」と呼ばれるラグライ族の村は数十軒の家からなり、村人 はほとんど同一家系内に属します。新しい村を作るには、まず高床式の家を建てなければなりません。ラグライ族の高床式の家は、独特の特徴を持ってこの民族 の文化を反映しています。
ベトナムの54の民族の中で、ラグライ族とは、中南部に居住している少数民族で、マレー・ポリネシア語群に属します。2009年の国勢調査によりますと、人口は12万人を超え、その85%以上はカインホア省とニントゥアン省に住んでいます。
ベトナム中部に集中的に住むヴァンキェウ族は、この民族ならではの豊かな踊りや民謡で知られています。その踊りや民謡を披露するのに欠かせないのが、弦楽 器、ドラ、ラップなど様々な楽器です。その中で、特に幾つかの笛はよく使われる楽器の一つで、ヴァンキェウ族の精神の拠りどころとなっている重要な存在で あると言われています。
ベトナム中部の山岳地帯にあるクァンチ省ラオバオ町は少数民族ヴァンキェウ族が多数住んでいるところです。かつては何もない貧しい町として知られていまし たが、近年この町は日々変貌しており、住民の生活もかなり改善されています。その変貌の要因について、ヴァンキェウ族の女性たちの努力を抜きにして語るこ とはできません。
ベトナム中部に住む少数民族ヴァンキェウ族の生活は現代生活の影響で変化していますが、昔から伝わってきた伝統の保護に取り組んでいます。その中で、クァ ンチ省ダクロン県カル村では16軒の高床式の家が建設されたことは伝統的な高床式の家の保存事業に大きく貢献していると評されています。
クァンチ省をはじめ、ベトナム中部に集中的に住んでいる少数民族ヴァンキェウ族は結婚を大事にしています。結婚式はその家族だけでなく、村全体の重要なイ ベントでもあります。現代生活の影響で、ヴァンキェウ族の生活も変化していますが、結婚は昔から伝わってきた伝統をそのまま守っています。
ベトナム中部のクァンチ省に集中的に住む少数民族ヴァンキェウ族はみんな、ホーという名字を持っていることで知られています。かつての民族解放事業に積極的に参加したこの民族はホーチミン主席を敬愛し、その名字に改名することにしたからです。現在も、ヴァンキェウ族の人々は日常生活でホーチミン主席の道徳を見習いながら、より豊かな生活を目指しています。
ベトナムの54民族の中で、ヴァンキェウ(Van Kieu)族とは、中部のクァンチ省やクァンビン省などに居住している少数民族で、チ(Tri)、クア(Khua)、マコーン(Ma Coong)などとも呼ばれています。2009年の国勢調査によりますと、人口は7万4千人を超え、モン・クメール語群に属します。
少数民族ザイ族が住んでいるタヴァンザイ村はベトナム北部山岳地帯ラオカイ省サパ県のムオンホア盆地にあります。盆地を流れるホア谷川に面して山を背景に した家々が点在する風景。ザイ族の人々は家を生活上の最も重要なものとして、家を建てる時、立地や建設資材などすべての要素をきちんと用意しなければなら ないと考えています。
ベトナム北部山岳地帯で暮らしている少数民族ザイ族のお餅は、お正月、葬式、結婚式などの行事の時に欠かせないものです。ザイ族の人々の考えでは、お正月にあたり先祖にお供え物として捧げられるお餅は先祖にその一年の生活を報告するとともに、健康、幸運、豊作などを祈るためのものです。先祖に捧げられるお餅はお供え物であり、清潔にきちんと作られなければなりません。